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みんなで考える歯の健康

自分のために家族のために。
歯の健康を獲得するメリットとは

みんなで考える歯の健康

なぜ、痛みが出るほど大きな問題が起きて、歯の治療が必要になったのか。


歯の治療することになった根本の原因について考えたことはありますか?意外にも歯科医師から治療の方法については聞いたけど、どうしてこうなったのか?という話はしなかったという経験がある方もいらっしゃるかもしれません。


問題の根本となる原因をさぐり、解決をしないとまた何ヶ月、何年と時間が経過してからまた同じ問題が繰り返されてしまうのです。


口腔内の問題を引き起こす多くの原因は「口腔内の細菌」です。この細菌のコントロールを徹底することで、多くの歯の問題は回避することができるのです。そして、疾患を予防していく生活習慣が成立すれば、新しい問題は自然と出現しにくくなっていくのです。この取り組みをするか、しないかで天と地ほどの差があることにいかにして早く気付くことができるかが歯科疾患の予防に重要です。


私たちのクリニックでは、根本原因はどこに潜んでいるのかという事を患者様と一緒に考え、そして改善に必要な治療や専門的なアドバイスを提供したいと考えています。医療者も患者様も同じ方向をむいて一緒に歩んでいく必要があるのです。

習慣化は子供の頃から

口腔内の細菌を取り除くために一番重要なのは歯磨き(ブラッシング)です。そして歯磨きは日々欠かせない行動であり、自分自身の生活のルーティーンとして取り入れていく必要があるのです。


人間は学習する生き物ですが、習慣化は非常に難しいです。頭では理解しているつもりでもなかなか行動を起こせないことはたくさんあります。


歯磨きを楽しくルーティーン化することが一番得意なのは「子供」です。幼いうちから歯磨きをする習慣と技術を身につけることで自然と自分のお口の健康は自分で守る習慣が身につくのです。


歯磨き習慣のルーティーン化がもたらす利益は一生涯継続することが期待できるのです。お口の中のセルフケアを継続することでなるべく歯を削る事態が起きないように日々口腔内の環境を整えていくのです。


早ければ早い年齢のほうが、習慣化には適していますが、何歳であっても習慣化は始めることが可能です。大人になってからでも習慣を変化させることはできるのです。お口の健康について考えるきっかけができた時がスタートするチャンスです。

歯磨きの方法は歯科医院で学ぶこと

歯磨きの仕方というものは学校や塾では教えてもらえません。生活や健康に直結する問題なのに、日本ではなかなか歯磨きの方法について学ぶチャンスがとても少ないのです。


残念ながら歯科医院でもきちんと患者様に「歯磨きのノウハウ」を伝える時間が少ないのです。


「奥歯をよく磨いでくださいね。」

「歯間ブラシやフロスも使ってくださいね。」


といった説明が多いかもしれませんが、具体的に


「奥歯をどうやって磨くのか。」

「歯間ブラシやフロスはどうやって使うのか。」


といったアドバイスが抜けてしまっているのです。


歯磨きは非常に奥が深く、知識と技術が必要です。それを患者様に伝えるために歯科医院があるはずなのに、保険診療の中では歯を削ったり、歯石をとったりといった治療行為が優先されてしまうことが避けられず、本当は一番伝えなければならないはずの歯磨きについて時間を割くことができずにいるのです。


歯磨きのレベルアップには時間を要することもあるかもしれません。時には厳しいトレーニングがあるかもしれません。それは全てご自身の健康に将来反映されるメリットなのです。


誰しも初めての事を覚えることは大変なことです。自転車を乗れるようになるためには、補助輪をつけたり誰かに手伝って後ろを押してもらったり、さまざまな工夫をこらしながら、練習をすると思います。


歯磨きも同様です。正しい知識と技術を身につけるにはさまざまな工夫が必要です。この工夫のサポートを私たち歯科の専門家が一緒に取り組んでいきたいと思います。


お口の中の環境はみなさん違いますので、ご自身にあった歯磨きの方法をご提案させていただきたいと考えています。

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