04歯科心身症に対応
舌痛症・口腔異常感症・非定型歯痛
むし歯や歯周病治療といった歯科治療だけでなく歯が原因ではないお口の問題にも対応します。「舌がヒリヒリ痛い」「お口の中がぬるぬるする」等これまで解決できなかったお口の違和感にも対応します。
歯科心身症とは様々な検査をしてもお口の中に患者さんの感じる症状と一致するような問題点はないのにもかかわらず、お口の中に痛みや違和感や不快感など歯科的な自覚症状が慢性的に続く病態のことです。
具体的には「舌痛症」「非定型歯痛」「口腔異常感症」「口臭症(口臭恐怖症)」「歯科恐怖症」などがあげられます。お口の中に生じる症状なので、まず患者さんは歯科医院を受診される方がほとんどです。歯科医師により口腔内外の診査診断を受けても、はっきりした問題はなく、明確な診断がつかなかったり、場合によっては原因がわからないことを理由に他院の受診を勧められたりすることもしばしばです。
しかしながら、歯科医院から次の病院を紹介されることはなく、患者さんもどの病院を受診すれば良いかもわからず、自力で歯科医院を検索し転々とする場合もあります。中にはしきりに症状を訴えても理解を得られることが少なく、歯科医院では「異常はない」「気のせい」と言われ、精神科や心療内科の受診を促されて受診したものの、精神科でも「歯のことは専門外だから歯科医院で相談して下さい。」と言われ、堂々巡りになってらちがあかない場合も少なくありません。歯科心身症は歯科的な問題点がなくても、お口の中に症状が出現していますので、主として歯科医院が真摯に患者さんと向き合う必要があると考えています。
歯科心身症を理解し、症状と患者さんと向き合い、必要な治療を提供できる歯科医院は全国探してもほんの一握りです。歯科心身症の治療は医科・歯科・薬科等の医療連携や大学病院などの高度医療機関との連携が非常に重要であり、包括的な医療が求められます。現状では歯科心身症に対する理解と連携は十分と言える段階ではありません。当院では患者さんに寄り添い、適切な医療が提供できるよう地域に根ざした開業歯科医院として対応できる歯科医療を提供したいと考えています。院長はこれまで大学病院の歯科心身症専門外来や日本国内唯一の歯科心身症専門クリニックで経験を積んでまいりました。
何年、何十年と様々な悩みを抱え、苦しんできた方も数多くいらっしゃいました。少しでもみなさまのお役に立てるよう、お困りのことがあればぜひ相談してみてください。