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北欧式歯周病予防初期治療

自分自身の歯を守るためのブラッシング

北欧式歯周病予防初期治療

歯科衛生士と歩む北欧式管理型予防歯科

◆実は知らない本当の歯磨き

毎日何気なく行なっている「歯磨き」ですが、正しい磨き方はご存知でしょうか?


学校や習い事、塾などで本格的に習った方は少ないのではないでしょうか。(おそらくほぼいらっしゃらないと思います。)


歯科医院で「よく磨いてくださいね。」といわれたので、それから「よく磨く」ようにしています。なんてお声を聞くこともしばしばあります。


でも実際にはどのように「よく磨く」かという一番重要なところがすぽっと抜けていることが多いのです。


実は歯磨きの正しい方法を知る場所は「歯科医院」です。


しかしながら、患者さんも私たちも治療やクリーニングのことで頭がいっぱいで、処置自体に意味があると思いがちです。


本当は正しい歯磨きの技術をきちんと習得し、そして毎日実践することが継続できれば、歯に着色はしないし、歯石も付かないのです。


歯磨きができていなければ、歯科医院でどんなに素晴らしいクリーニングやホワイトニングを行なったとしても、その効果はすぐに消えてしまいます。


お口の環境を改善するには何よりもまず歯磨き(ブラッシング)について理解を深め、一人で実践できるようになるまでトレーニングをすることなのです。


保険診療では患者様への保健指導に歯科衛生士が与えられる時間は診療時間の中でたった15分間しかありません。歯石をとったり、歯周ポケット検査なども行いながら、限られた診療時間の中で患者様への健康指導をする必要があるのです。


しかしながら、現実的にはたった15分では時間が足りず、私たちが思う十分な健康指導は達成できないのです。


歯科衛生士も患者様も消化不良な医療が本当に健康になれる近道なのだろうか。


当院では歯科衛生士と患者様がしっかりと向き合い、自分の歯を決して失うことがないような環境が自分自身で整備ができるようになるための北欧式歯周病初期治療を提供しています。


私たちは患者様と同じゴールを目指して、生涯かけて自分の歯が健康でいられる道を模索したいと思っています。

◆細菌とたたたかう北欧式予防管理型歯周病治療

口腔内の問題を引き起こす最大の原因は「細菌」です。むし歯も歯周病もお口の中に潜む細菌が増殖することによりおこる問題です。


予防歯科やメインテナンスという言葉を聞くと、歯磨きについてや歯周病(歯槽膿漏)予防と思いがちですが、お口の中の細菌を減らす取り組みはもちろんむし歯予防にも繋がります。


当院での歯周病治療は口腔内の環境整備をするために歯科衛生士による北欧式予防管理型治療を中心としています。スウェーデンをはじめてとする北欧の歯科医療の考え方を基本としています。


細菌が減るように口腔内をマネジメントすることを目標にセルフケアや専門家によるプロフェッショナルケアの介入を行なっていきます。歯肉の炎症を減らし、健康的な歯肉を獲得するためには徹底的な歯周病初期治療が必要です。

◆歯周病初期治療で学ぶ健康意識

歯周病はスケーリングやPMTCなどのクリーニングを1回行っただけでは病気は治りません。半年に1回専門家によるクリーニングや定期健診を受けただけでも治りません。


飲食などで口腔内の環境が変化するたびに細菌は増殖していきます。この細菌繁殖のサイクルを日々のブラッシングで断ち切らないといけないのです。毎日のブラッシングは患者様本人(または介助者やご家族など)しかできないのです。


専門家によるプロフェッショナルケアは残念ですが毎日は提供できません。ですので、患者様が自分自身のブラッシングに対する知識と技術を見につけ、毎日適切なブラッシングを継続することが健康管理の中心になるのです。私たち専門家は患者様のセルフケアの向上、そしてブラッシング習慣が確実に身につくようにサポートをする役割です。


当院での北欧式歯周病初期治療は患者様ごとに初期治療計画をたてて、お一人おひとりにあった治療プランを立案します。お口の中の環境も違えば、生活習慣も人それぞれです。良い習慣もあれば、きっと悪い習慣も潜んでいるはずです。


さまざまな生活背景も踏まえ、治療前には十分なカウンセリングを行い、プランニングをさせていただきます。そして患者様の目指すお口の環境を獲得できるよう、私たち専門家がサポートさせていただきます。

◆歯科衛生士が活躍する歯科医院

歯周病初期治療における主役は患者様と歯科衛生士です。もちろん治療には歯科医師も介入しますが、一番患者様の近くで寄り添い、健康づくりのパートナーとして歩んでいくのは歯科衛生士なのです。


歯周病の治療は歯がある限り避けて通ることはできない問題です。だからこそ、自分で歯周病を進行させないようなお口づくりをしていく必要があるのです。


当院の歯周病初期治療はまず、院長(歯科医師兼歯科衛生士)によるマイクロスコープを用いた全体の精密診査診断を行います。その診査結果をもとに、歯科衛生士とともに治療計画を作成に患者様にご提案させていただきます。


初期治療をお受けになる場合には、担当歯科衛生士をご紹介させていただき、治療の目的をお伝えさせていただきながら、初期治療の目標をさだめていきます。


治療内容は患者様のお口の状態に合わせてカスタマイズしていきます。主には歯磨き(ブラッシング)の技術トレーニング、精密歯石除去、パウダークリーニング、食生活サポートなど多岐にわたります。


一連の初期治療が終了すると、再度院長による再評価のための診査診断を行います。初期治療の効果を判断しながら、どのようにメインテナンスを進めていくかを再度ご相談させていただきます。

当院の歯周病初期治療(予防歯科)の流れ

図1.png

治療期間・回数

費用(※症状・状態によって金額は異なります。)

​付随処置費用一覧(上記根管治療の際に必要に応じて費用が発生します。)

リスク・副作用

  • 治療前診断では見つからなかった歯の破折が治療中に発見されるような場合には歯を可能な限り保存する方法を検討しますが、将来的に抜歯になる場合があります。

  • 精密根管治療中にもニッケルチタンファイルが根管内で破折する場合があります。

  • 炎症が強い場合には初回の治療だけでは痛みが消失しない場合があります。​その場合には鎮痛薬の併用や、次回の治療をはやめに再開する必要があります。

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